ゲストハウスって実際どうなの?3つのメリット・デメリットを説明します!

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ゲストハウスってどんなところ?

2020年のオリンピックが近づいてくるにつれ、観光客が年々増え続け、それに伴い宿泊施設がかなり増えてきていますね。
よくあるホテルだけでなく、いろいろな形態の宿泊施設が見られるようになりました。

その中の一つが「ゲストハウス」です。
「言葉はよく聞くけどどんなところだろう?」って人も多いのではないでしょうか?
外国人がよく泊まっている宿というイメージを持っている人も多いと思います。
ゲストハウスの定義は明確に決められているわけではないようですが、

  • ドミトリー式のベッド
  • シャワー・トイレ等は共用
  • 格安の宿泊料金
  • 最低限のサービス

あたりが共通するのではないかと思います。
個室を選べるところもありますが、やはり水回りは他の宿泊客と共用ということが多いようです。

普通のホテル・旅館などに比べるとサービスという面で不便なところもありますが、料金を抑えたい人や寝られればよいという人など、観光シーズンなどは予約が取れないこともあります。

私もひとり旅をする際にゲストハウスという選択肢を知り、何度か利用させてもらっています。
そんなゲストハウスのメリット・デメリットはどんなところにあるのでしょうか?
経験者の観点からメリット・デメリットをそれぞれ3つずつ書き出してみます。

ゲストハウスのメリット

1.とにかく宿泊料金が安い

何と言っても最大のメリットはやはり「安さ」だと思います。

通常のビジネスホテル等だと7~8,000円あたりが多いのではないでしょうか。カプセルホテルでも私が利用した中では安くて4,000円程度でした。
ところが、ゲストハウスですと2,000円代の宿が探せば結構見つかります。
少し設備がよくて高いところでも5,000円未満が多いのではないでしょうか。

私もゲストハウスを予約する決め手は安さでした。
旅行先で朝早くから行きたいところがあり、前日から前乗りできないかなと安い宿を探してみたら思っていた以上に安かったので(3,000円未満)迷わず前泊することに決めました。

2.共用施設が充実

私が泊まったところは寝るためのスペースはドミトリータイプなので狭く、あまりゆっくりできませんでしたが、その分共用スペースが充実していました。

ロビーのスペースに大きなソファーやテーブルが複数あり、キッチンも併設されていたので、そのスペースにいる間はかえってビジネスホテルなどより快適なくらいでした。

キッチンでは水道やコンロはもちろん、電気ケトルや電子レンジ、冷蔵庫なども設置されていたので、持ち込んだ食べ物を温め直したり、翌日食べる物を冷やしておいたりもできました。
(ただし、宿泊客みんなで使う冷蔵庫なので、所有者がわかるように印をつけるなど注意は必要です。)

3.人との交流ができる

ひとり旅の場合、行程によってはほとんど人と会話を交わすことなく終わってしまうこともあると思います。気ままにできる反面、ふと寂しさを感じてしまうこともあるのではないでしょうか。

ゲストハウスに宿泊していると、夜などは同じ宿泊客の方やスタッフの方が共用スペースにいることが多いので、一人でいると自然と交流が生まれることがあります。

私もゲストハウスを利用するのは一人旅の時なのですが、出発前にゲストハウスのロビーで時間調整のためにだらだらくつろいでいたら、オーナーの方が話相手をしてくださり、結局一時間近く付き合ってもらいました(笑)

ゲストハウスのデメリット

安眠できない場合がある

ドミトリーの場合二段ベッドが部屋に多数設置されていることが多いと思います。
寝るためだけの部屋なので同室になる人がどんな人になるかはあまり関係ないかもしれませんが、人によっては相性が悪く気になってしまうことがあるかもしれません。

夜早めに寝たかったのに、夜遅くまで起きている人がごそごそ動いている人の物音が気になって眠れなかったり、女性で男女同室の部屋に泊まるような場合は、近くが男性だと少し不安を感じるようなこともあるかもしれません。

私も、近くのベッドの方のいびきが気になったり、朝方になってにおい(加齢臭)が気になってしまうようなこともありました。当人ではどうしようもない要素もあるため、ゲストハウス側に対応を求めるのも難しいところです。

事前準備で解決できる場合も

就寝時の音に関しては、初めてゲストハウスに泊まった時は少し気になってしまいましたが、2度目以降は耳栓をすることであまり気にせず寝ることができました。

ゲストハウスによっては無料で耳栓をいただけるところもありました。

においについても、携帯用のアロマディフューザーを持ち込んだり、マスクにアロマオイルを垂らすなどでも対応できそうです。

私は、コットンにアロマオイルを染み込ませた物をジップ付きの袋に入れて持っていき寝るときに口を開けて枕元に置いておくようにしました。

周りの人への配慮・譲り合いが必要

人との交流が自然に生まれやすい反面、プライベートな空間が少ないことがデメリットになりうるかと思います。

シャワーやキッチンなど、共用設備は全ての宿泊客が同時に使おうとすると数やスペースが足りないことがほとんどだと思うので、自分の思い通りのタイミングで使えないことがあるかもしれません。
また、就寝スペースについても壁で区切られているわけではないので、あまり遅くまで起きていると物音や光で周りの寝ている人に迷惑になってしまう場合があります。
ベッドで夜更かししたいと思っても、ある程度周りと就寝時間を合わせるか、ロビー等周りの迷惑にならない場所への移動が必要です。

ホテルや旅館になれていると、宿は「もてなしてもらう場所」と思ってしまいがちですが、公共の施設と同じようなスペースであると思っておいた方がいいかもしれません。

セキュリティ面に不安がある

ホテルだと部屋自体に鍵がかかっているので基本的にあまり管理に気を使う必要はないですが、ゲストハウスの場合、個人のスペースはカーテンで仕切られたベッドのみのため、うっかり大事なものを置きっ放しにしてしまうと、盗難にあってしまうことがないとも言い切れません。

荷物を預かってくれたり、鍵付きのロッカーを使わせてもらえるところも多いと思いますが、少し荷物を出し入れするのにロビーで返してもらったり、鍵の開け閉めをしなければいけないのは少し面倒に感じることもあるかもしれません。

小さな貴重品は身に付けて持ち歩くのが便利で安全

貴重品をあまり置きっぱなしにしたくなかったので、私はゲストハウス内では常にサコッシュを身に付け携帯や財布、その他細々とした貴重品をいれて持ち歩いていました。
ポケットが複数あったりすると中で整理ができ、外での移動中もメインのバッグの仕分けポーチとして使えるので便利です。

メリットとデメリットを見極めて宿泊施設を決めよう

格安で気軽に使用できるゲストハウスですが、普段ホテル等を使用している人からすれば勝手が違って戸惑ってしまうようなことも多いかもしれません。

私も一人で旅行をする場合はゲストハウスが自分には合っていると思っていますが、友人等と旅行に行く際は同行者との時間をのんびり過ごしたいので、ホテルなどのスペースがしっかりと確保された宿泊施設を選ぶことになると思います。

色々な種類の宿泊施設が増えてきて、ついつい値段につられてしまうかもしれませんが、旅の目的によっては不向きなこともあると思います。
各宿泊施設のメリット・デメリットをきちんと比較して自分に合ったところを見つけてください。

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